スマートでんきコラム

今も進んでいる森林破壊とは?原因と影響

森林伐採の写真

心が疲れているときは、自然に癒されたくなりませんか。森林浴という言葉があるように、自然は私たちに対して、たくさんの恩恵を与えています。しかし、そんな森林が失われつつあることを皆さんは知っていますか。今回は森林破壊の説明や原因、影響、対策を解説します。

森林破壊とは

森林破壊とは、人間の都合や行動によって、地球上にある豊かな森や林などがなくなってしまうことを言います。森林は生物だけではなく、地球環境にとっても大切な存在です。しかし、そんな大切な存在である森林が、日々私たちの手によって減少や劣化し続けているのです。

森林破壊の原因は何?

森林破壊の原因は主に人間の身勝手な行動によるものが多くあります。その中でもよく例に挙げられるのが、以下のような原因です。

  • 土地利用の転換

世界の人口増加により、住まいやエネルギーを作るための施設がたくさん必要になりました。そのため、人間は森林を伐採し別の用途に使う土地を増やしていったのです。

  • 違法伐採(過剰な摂取)

ある国では自然を守るために伐採を制限する法律が作られています。しかし、この法律に反しながら伐採してしまうのが、違法伐採です。例えば、許可された量や面積、区域を越えた伐採。盗伐という所有権や伐採権のない森林を伐採する行為。国立公園や保護区での伐採、等です。

  • 焼畑農業

焼畑農業は森林を焼き払い、土地を農業用に使用します。使用された土地は、本来の自然が回復するまで使用しないのが原則です。しかし、たくさんの食料を得るために、森林が回復しないうちに、農地として使ってしまい、土地が劣化してしまうのです。

  • 森林火災

焼畑農業や農地開発のための火入れの不始末などが原因で、森林火災になってしまうことがあります。森林火災は燃え広がってしまうと消火するのが難しく、その結果広大な森林を失ってしまうことになります。

森林破壊の影響

森林破壊によって影響を受けるのは人間だけではありません。冒頭でも説明したように、森林は生物、地球環境にとって大きな役割を果たしています。代表例にあげられるのが、生物多様性の保全と気候変動の緩和です。

  • 生物多様性の保全

森林は生物の住処となっています。そこには、一種類の生物だけではなく、多様な生物が食物連鎖という関係の中で生きています。その関係は切っても切れない関係であり、生物が生きていくのと同時に森林も育っていくのです。しかし、森林が減少してしまうと、そのバランスが崩れてしまい、絶滅してしまう生物も出てきてしまうのです。

  • 気候変動の緩和

森林の木々は光合成によって二酸化炭素を酸素に変えてくれます。言い換えると、空気中の二酸化炭素の濃度を減らしてくれるのです。この二酸化炭素は地球温暖化を引き起こす原因の一つとされています。この地球温暖化は気候変動の要因の一つとして、考えられているため、森林を守ることによって気候変動を緩和させることができるのです。

森林破壊の現状とは

では実際、森林破壊の現状はどのようになっているのでしょうか。

世界で起こっている森林破壊は?

地球上にはおよそ39.9億ヘクタールの森林があります。これは地球にある陸の全面積の内、30.6%を占めていることになります。そして、現在では毎年330万ヘクタール(関東地方ぐらいの大きさ)の森林が減少してきているのです。特にアフリカや南アメリカなどの熱帯地域の森林破壊が深刻になってきています。

日本で起こっている森林破壊は?

日本ではここ50年間、森林の減少は見られていません。森林の面積はほぼ横ばい、むしろ資源として使える森林の量が増えているのです。しかし、だからといって日本が森林破壊と関係ないわけではありません。なぜなら、日本で使用している木材の7割は海外からの輸入によるものだからです。外国産の木材は価格が安い為、日本の森林は使用されず残っているのが現状です。

森林破壊の対策

日本には森林破壊の対策として、「グリーン購入法」という法律があります。この法律は皆さんも一度は見たことある、「エコマーク」を策定した法律です。このマークは環境への負荷が少なく、環境保全に役立つ商品につけられています。厳しい審査基準があり、このマークを付けることによって、生産者と消費者、両方に環境を意識した選択をできるようになりました。この様な法律のほかにも、世界では違法伐採による木材を使わないなど、使う側の行動により、森林破壊の防止に努めているのです。

身近でできる森林破壊対策

私たち、消費者が身近にできる森林破壊対策は自然保全につながる選択をすることです。前述したように、消費者側が環境に優しい商品を選ぶことによって、環境に配慮しない商品は作られなくなっていきます。日頃、環境を気にせずに生活していた方も、これを機に環境に優しい選択を日々の生活に取り入れてみてください。



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