より良い住まいを!リノベーションのいろは

  • 住まい購入のポイント

最近よく耳にするリノベーション(以下リノベ)という言葉。

名前は聞いたことはあるけれど、実際のところよく分からないという方も多いのではないでしょうか。今回は、リノベを知らない方やリノベを検討中の方にもオススメのリノベ基礎知識をご紹介していきます。

リフォームとリノベの違い

リフォーム

一般的にリフォームとは、色あせてしまった壁紙を貼り替えたり古くなった水回りの設備を新しくしたりなど、老朽化した住まいの建物や設備を新築の状態に戻す、修繕するといった意味合いがあります。

リノベ

一方、壁を取り払ってリビングを広くしたり、ファミリー向けの間取りを一人暮らしに適した1LDKなどに変更したりなど、住む人に合わせて新しい価値を作るために改修することをリノベといいます。

リノベのメリット・デメリット

メリット

リノベは自分のニーズに合わせて自由に設計することが可能です。マンションですとある程度決まった間取りがあり、間取りに合わせて生活を変える必要があります。また、持ち家ですと暮らしてみて生活のしづらさを感じることもありますし、子供が成長して巣立つなど住む人数が変わるとおのずとライフスタイルも変わるかと思います。ライフスタイルに合わせて間取りを作ることができるのがリノベの最大のメリットとなります。自分の思い描く理想の物件を見つけるのはなかなか大変ですが、リノベなら叶えることができます。

また、新築物件を購入したり、建て替えたりするよりも費用が安く抑えられます。

デメリット

引き渡しまでの期間がおよそ6か月と長期になるため、その間に仮住まいを見つけないといけません。リノベの規模にもよりますが、今の家に住みながら工事をすることも可能です。ですが、家全体をいくつかのブロックに分けて工事を進めるため、工期の長期化や、騒音・粉塵などによって生活に支障をきたす場合があります。

また、ある程度間取りを自由に設計することが可能とはいえ、耐震性等の問題で抜けない柱や筋交いなどがある場合もあります。その場合は、あえて柱を露出させてアクセントにしてみるのもいいかもしれませんね。

チェックポイント

上記のメリット・デメリットを踏まえた上で確認しておきたいポイントがこちらです。

  • 希望の間取りにできない場合もある
  • 古いマンションによっては水回りの移動の制限がある場合もある
  • 工事期間中の仮住まいを用意しないといけない
  • マンションの場合は管理規約によって変更制限がある場合もある
  • 解体後、配管の劣化や柱の腐食によって追加の工事が必要になってしまう場合もある

リノベの手順

依頼する施工業者によって多少の違いはありますが、こちらがおおまかな流れとなります。

まず、リノベ業者へ問い合わせをします。希望の間取りやデザインなどを伝え、実際に住まいの現地調査を行います。次に、いくつかプランの提案をもらい、希望とすり合わせ、問題がなければ契約を結びます。その後着工し完工後、引き渡しです。

リノベ費用の目安

リノベの規模やデザイン性・機能性、マンションか戸建かなど、変動してしまうので一概には言えませんが、およそ15万円/㎡と言われています。

決まった予算がある場合は、予算内でどこまで工事ができるかを施工業者と相談してみることをオススメします。

まとめ

年月が経つとおのずとライフスタイルは変わっていきますよね。そんなときに、自分好みに設計できるのがリノベです。

ライフスタイルが変わった方や今よりももっと住まいを良くしたい方は、一度リノベ業者へ問い合わせしてみてはいかがでしょうか?