冷蔵庫の電気代ってどれくらい?今すぐできる節約方法も紹介!

  • 省エネ・節電のコツ

冷蔵庫の電気代は家庭の家電製品の中で1番電気を使っています。そこで今回は冷蔵庫の電気代を1人暮らし~4人家族までの冷蔵庫の容量に分けて計算します。また、冷蔵庫の電気代を節約するためのポイント7つも紹介します。

冷蔵庫の消費電力や電気代はどのくらい?

年間を通して家庭の中で最も多く電気を消費している電化製品は冷蔵庫です。家庭で使用する電気使用量の機器別内訳を見ると、冷蔵庫が全体の14%以上を占めていて、2位の照明器具、3位のテレビなどを押さえて1位となっています。

ただし、冷蔵庫の消費電力は年々省エネ化が進んでいます。他の家電と比べてもその進化の度合いは大きく、10年前の冷蔵庫に比べて今の冷蔵庫では1/3程度の消費電力になると言われています。10年前の冷蔵庫を新しい冷蔵庫に買い替えるだけで、年間の電気代が約4,000円も安くなる計算になります。

冷蔵庫の電気代を計算!1人暮らし向け~4人家族向け

冷蔵庫の電気代を計算するには、【年間消費電力量×電気の単価】をすると年間で使う電気代が出せます。例えば年間消費電力量が300kWhの冷蔵庫で、電気の単価が27円だった場合、300kwh×27円になるので、年間の電気代は8,100円になります。

さて、簡単ですが1人暮らし向け~4人家族以上の冷蔵庫の電気代を計算したので、参考程度にご覧ください。

  容量 年間消費電力 1ヶ月の電気代 年間の電気代
1人暮らし向け 146L 304kWh 684円 8,208円
2~3人暮らし向け 365L 338kWh 760.5円 9,126円
3~4人家族向け 480L 258kWh 580.5円 6,966円
4人家族以上向け 600L 290kWh 652.5円 7,830円

なお、年間消費電力量は商品ページや説明書に記載されているのでご家庭の冷蔵庫で計算してみてくださいね。

冷蔵庫の電気代を節約するためのポイント7つ

冷蔵庫の電気代を節約するにはどういった方法があるのでしょうか。以下で冷蔵庫の節電対策のポイントを紹介します。

室温に合わせて設定温度を調整する

冷蔵庫の温度調整は室温に合わせて調整するのが基本です。夏は強、冬は弱を選ぶのが一般的ですが、冷暖房で室温はそれほど年間通して変わらないというのであれば、そちらに合わせましょう。夏は強ではなく中でもいいのではないでしょうか。仮に1年中の設定温度を強から中にすると、それだけで年間約1,600円の節約になると言われています。

壁から離して設置する

冷蔵庫を壁から離して設置して放熱スペースを確保するだけでも節電に効果があります。目安としては5cm以上離して置くことを意識してみましょう。適切な放熱スペースを作ると、年間約1,000円の節約になると言われてます。

開け閉めする時間と回数を減らす

扉の開け閉めする頻度も電気代に関係します。扉を開けるたびに冷気が外に逃げ、庫内の温度が上がるので再び冷やすために電力を消費することになるためです。無駄な開閉はなるべくなくし、扉を開けっぱなしにして作業をしないよう気をつけましょう。

温かい食品は冷ましてから入れる

調理したばかりの食品を熱いうちに冷蔵庫に入れてしまうと、より電力を消費してしまいます。温かい食品は常温まで冷ましてから冷蔵庫に入れましょう。冷蔵庫に負担をかけないことが大切です。

ドアパッキンを交換する

意外と盲点となるのが冷蔵庫のドアパッキンです。ドアパッキンが緩んでいると冷気が逃げやすくなり、電力の無駄につながります。ドアパッキンが緩んでいるか確認するには、冷蔵庫の扉を閉める際に紙を1枚挟んで落ちてこないかどうか試してみましょう。紙が簡単に落ちてしまう場合はドアパッキンの交換を考えてください。ドアパッキンはメーカーに直接注文するか、電気量販店に頼んで取り寄せてもらうことができます。

急速冷凍機能などを使わない

最近の冷蔵庫には素早くフリージングする急速冷凍機能などが備わっていることがあります。食品の品質を保ったまま長期間保存できるので便利な機能ですが、その分、電気代が高く付くのは避けられません。必要以上にこうした機能を使うことは避け、なるべく通常の冷凍、冷蔵を使うように心がけましょう。

省エネ効果の高い冷蔵庫に買い替える

10年以上前に買った冷蔵庫を使い続けているような場合は、新しい冷蔵庫を購入すればかなりの節電になります。買い替え費用はかかりますが、長い目で見て最も効果のある節電対策はこの方法です。冷蔵庫を買い替えるときはサイズ、使い勝手、機能の他に、節電機能がどれくらい充実しているかも比較して検討しましょう。

 

毎日使う冷蔵庫の電気代を抑えることができれば、年間の電気代を効果的に節約することができます。節電のために今日からできることも多いので、さっそく使い方を見直してみてはいかがでしょうか。