【冷蔵庫の処分方法】費用はかかる?どの処分方法がいいのか?

  • 省エネ・節電のコツ

冷蔵庫が古くなり買い替えようとするとき、不要になった冷蔵庫をどう処分するか迷いますよね。そこで今回は冷蔵庫の処分方法を6つに分けて紹介します。費用や手軽さなどについても触れますので、ぜひご覧ください。

古い冷蔵庫を買い替えるだけで電気代が安くなる!?

古い冷蔵庫は最新の冷蔵庫に比べて電気代が高いのはご存知でしょうか?

最新の冷蔵庫は省エネ性能に優れており、環境省の発表によると10年前と今とでは46%も電気代が安くなっているそうです。ここまで電気代が安くなるのであれば、購入費用はかかりますが新しい冷蔵庫に買い替えるメリットは大きいですよね。

しかし、冷蔵庫を購入すると古い冷蔵庫の処分をしなければいけません。

まずは事前準備から

冷蔵庫を処分する際、運び出す前に「霧取り」「水抜き」が必須となります。この作業を行わないと、運搬中に水がこぼれたり、故障の原因となったりしてしまいます。人に譲る場合やリサイクルショップ等に持ち込む際はしっかりと行いましょう。

 

1.運び出す24時間前(1日)に電源(コンセント)を抜く

2.電源(コンセント)を抜き、しばらくすると、冷凍庫内の霧が溶け、蒸発皿に溜まっていきます

→これが「霧取り」

3.皿に溜まった水を捨てます

→これが「水抜き」

 

最新の冷蔵庫には自動霧取り機能がついていて、不要な場合もあります。処分したい冷蔵庫の機能を確認しましょう。

冷蔵庫の処分方法

冷蔵庫はテレビ・エアコン・冷蔵庫と共に「家電リサイクル法」によって、粗大ゴミとして処分ができない家電です。(家電リサイクル法については、こちらの記事を参考にしてください。)

 

ゴミとして処分ができないと聞いて、どうすればいいのか分からない方も多いと思います。ここからは、冷蔵庫を処分するための6つの方法を紹介するので、どの処分方法が自分に合っているのか確認してみましょう。

①買い替える時に家電量販店で引き取ってもらう

冷蔵庫を買い替える場合は、ヤマダ電機やビックカメラ、ケーズデンキなどの家電量販店で購入すると、古い冷蔵庫を引き取ってくれるサービスがあります。

 

このサービスは法律で決められた義務なので販売業者は購入者に依頼された場合、家電リサイクル法により引き取りを行わなければいけません。但し、古い冷蔵庫はリサイクル料金を支払う義務があるので、冷蔵庫を引き取ってもらうには、内容積170L以下の場合3,740円、内容積171L以上の場合4,730円の料金が発生します(全国統一料金)。それにプラスして、メーカー別の料金や収集、運搬の料金が発生する可能性があります。事前に処分する冷蔵庫のメーカーやサイズを確認しておくと良いでしょう。

 

また、お店の方に相談することで処分費用や購入費用が割り引かれる場合もあるため、一度交渉してみてもよいでしょう。

②購入した際の家電量販店で引き取ってもらう

購入したお店がわかればそこに連絡すると良いでしょう。①と同様に処分を依頼されたら受け付けなければいけない決まりになっているので、安心して処分することができます。

なお、こちらでもリサイクル料金を支払う義務があります。また、引き取りのみになるので収集、運搬の料金がかかる可能性が高いです。どのくらいの料金がかかるのかはお店によって異なりますので、引き取り依頼の前にメーカーやサイズを伝えて、見積もりを取っておくと良いでしょう。

③指定の場所へ持ち込む

お住まいの地域にあるリサイクルセンターや指定の引き取り所へ持ち込むと、運搬費用が発生しないため比較的安く処分できます。

但し、場所が限られているため場所を探すのも、持ち運びや運搬なども個人で行わなければいけないので大変であることは間違いないでしょう。なお、指定の場所が分からない場合は自治体へ連絡すると教えてもらえるので、検討中の方は自治体への連絡をおすすめします。その時に不安な点なども同時に相談できるので、事前に連絡するのが良いですね。

もし持ち込みが難しい場合は、玄関先や1階まで運び出すことができれば、回収してもらえる場合もあります。あわせて自治体に確認してみると良いでしょう。

④回収業者へ依頼する

チラシなどでよく見かけるかと思いますが、不用品を回収する回収業者もあります。

回収費用はその業者によって異なるので業者を複数探すという手もありですね。キャンペーンなどで回収費用が無料になっていたり、安く回収をしていたり、探してみると意外と安く引き取ってもらえるかもしれません。但し注意していただきたい点があります。回収業者によっては、お金だけ取って不法投棄される可能性があるのです。どんな業者か確認するのは難しいかもしれませんが、不法投棄は違反なので業者選びは慎重に行いましょう。

不用品回収業者を利用する際は「一般廃棄物収集運搬許可・産業廃棄物収集運搬業許可」を持っている業者なのかを確認してから依頼すると安心です。

⑤リサイクルショップやネットショッピングで売る

リサイクルショップやネットショッピングで売ることができれば費用がかかりませんし、もしかしたら利益になるかもしれません。持ち込みや出品など多少手間はかかりますが、この方法が1番安く家電を処分することができます。①~⑤を検討する前に一度試してみるのもいいかもしれませんね。

家電リサイクル券について

家電リサイクル券とは、エアコン、ブラウン管テレビ/液晶・プラズマテレビ、冷蔵庫/冷凍庫、洗濯機/衣類乾燥機の4つの家電製品をリサイクルするときに必要になるものです(業務用は除く)。

ちなみに、リサイクル料金の一覧はメーカー別で公開されています。インターネットなどで検索すれば出てくるので確認してみてください。なお、このリサイクル券は全国の郵便局で受け取ることができます。

どのくらいの費用がかかる?

処分方法を紹介しましたが、それぞれの方法でどのくらいの費用がかかってくるのでしょうか。

引用:日本不用品回収センター

 

相場としては、リサイクル料金+収集運搬費で4000円~5000円ほど必要となります。

安く済ませたい場合は、いくつかの家電量販店や業者の見積もりをとってみることをおすすめします。

 

冷蔵庫を処分するにはいろいろな方法があります。古い冷蔵庫から新しい冷蔵庫に変えるだけで電気代は安くなるので、リサイクル料金を惜しまず正しい方法で処分しましょう。

冷蔵庫の電気代や、節電方法についてもこちらの記事で紹介しているので、参考にしてみてください。