電気圧力鍋の電気代は高い?安い?各社製品を徹底比較!

  • 省エネ・節電のコツ

ガス調理の圧力鍋よりも便利なのが電気圧力鍋です。スイッチを押せば自動で調理してくれ、プロ級の味に仕上がります。今回は電気圧力鍋のメリット・デメリットや、気になる電気代について各社製品を比較した結果も紹介します。

電気圧力鍋はどんな家電製品?

圧力鍋といえば、圧力を利用して煮物料理などを比較的短時間で仕上げることのできる調理器具です。今まではガスを使った圧力鍋が主流だったので、吹きこぼれや焦げなどの心配がありました。しかし、電気圧力鍋は電気の力で圧力をかけて調理するため、食材を入れれば自動で仕上がります。最近の電気圧力鍋は、製品にもよりますが、圧力調理以外に無水調理や蒸し料理、スロー調理、炊飯まで様々な調理ができるようになっています。

電気圧力鍋の電気代はいくら?各社製品を比較!

ここからは実際に電気圧力鍋がどのくらい電気を使うのか?10分あたりの電気代を各社製品を確認しながらみていきたいと思います。

製品名 容量 サイズ(幅×奥行×高さcm) 消費電力 10分あたりの電気代
アイリスオーヤマ KPC-MA2 2.2L 28.2×28.6×21.3 800W 3.6円
T-fal クックフォーミー 3.0L 32.4×31.4×26.8 900W 4.1円
ciroka SP-D131 2.0L 22.0×23.8×24.9 700W 3.2円
アイリスオーヤマ KPC-MA4 4.0L 32.0×33.4×23.2 1000W 4.5円
T-fal クックフォーミーエクスプレス 6.0L 38.0×35.0×32.5 1200W 5.4円
ciroka SP-4D151 4.0L 26.5×28.2×28.3 800W 3.6円

※10分あたりの電気代は27円/kWhで計算

容量2.0~3.0Lの小さめの電気圧力鍋を10分間使った場合、約3.6円の電気代がかかり、容量4.0~6.0Lのサイズの電気圧力鍋を10分間使った場合、約4.5円の電気代がかかることが分かりました。もちろん製品によって異なりますし、調理内容によっても異なるので、参考程度にご覧ください。

炊飯機能や調理機能の目安

実際の商品を手に取る前に、電気圧力鍋ではどんな調理をどのくらいの時間で、電気代がいくらかかるのかを知っておきたいところですよね。

  • 白米4合を調理する場合、約26分(予熱18分+調理8分)の11.70円
  • 豚肉の角煮4人分を調理する場合、約31分 (予熱11分+調理20分)の13.95円
  • 魚介と野菜のガーリック風4人分を調理する場合、約14分 (予熱13分+調理1分)の6.30円

※T-fal ラクラ・クッカーシリーズより引用

炊飯に関しては炊飯器の早炊き機能とあまり大差がないかなと思いますが、豚の角煮は普通に調理すると1時間かかるので半分の時間で作れるのはありがたいですよね。電気圧力鍋があれば、面倒な料理も手軽に作ることができます。

電気圧力鍋のメリット・デメリット

ここからは電気圧力鍋のメリットとデメリットを紹介します。これから購入を考えている人は是非ご確認ください。なお、メリットは今まで話した内容と重複する点があるかもしれませんが、改めて紹介します。

電気圧力鍋のメリット

①時短

電気圧力鍋のメリットといえば、やはり時短ではないでしょうか。角煮の例も挙げましたが、半分の時間でお肉が柔らかくなり、味が染みてプロ級の味が出せるのはメリット以外の何物でもありません。

②自動調理

ガス圧力鍋と違う点でもある自動調理機能です。ガスの場合は火加減を気にしながら調理する必要性がありますが、電気圧力鍋は食材を入れてスイッチを押せば出来上がりまで自動で行ってくれます。電気圧力鍋で1品作っている間にもう1品違う料理を作れますし、お子さんがいる家庭は一緒に遊んであげることができます。

③安全

電気の力で調理するため、火を使わないので安全性が高いのが特徴です。ガスだと火の調子が悪くなっていないか?吹きこぼれていないか?など、目が離せません。電気圧力鍋であればその心配がなく、安全であると言えます。

電気圧力鍋のデメリット

①本体価格が高い

本体価格が高いので、そこが1番のデメリットかもしれません。安さを求めて購入すると、調理機能の幅が狭かったり、圧力が弱く時間がかかってしまったり、イメージしていた電気圧力鍋と異なる場合があります。製品の説明を聞いたり、説明書を読んだりして満足のいく製品を購入することをおすすめします。また、アウトレット店舗に行くと少し古い型でも性能のいい製品があることがありますので、そちらでの購入もいいかもしれません。

②場所を取る

各社の比較表にサイズが記載してありますが、電気圧力鍋は意外と大きいのです。一般的な炊飯器よりも大きめのサイズで、コンセントも近くにないと不便になるので、購入前に設置場所を考えておくと良いでしょう。

③電気代がかかる

ガスで調理しない分、電気代がかかります。ガスでも電気でもどちらにせよ光熱費はかかってしまうので、デメリットになるかは難しい点ですが、電気代を気にする必要があるということは言えます。

 

今回は電気圧力鍋の電気やメリット・デメリットを解説しました。いかがでしたか?電気圧力鍋はとても優れた家電製品ですよね。最近は200種類以上のレシピを搭載したものもあるので、毎日の献立を考えるのにも一役買いそうです。また、アプリと連動して調理ができるなど、製品によって特徴があるので、選ぶのも楽しくなりそうですね。電気圧力鍋を使って快適な生活をお過ごしください。