「どうする?ソーラー」とは?サイトの活用法や卒FIT後の選択肢を徹底解説!

  • 太陽光発電の基礎知識

卒FIT後、余剰電力をどのように活用するかお決まりですか?

「どのような選択肢があるか分からない」「卒FITって何?」という声も多く、そういった方々に向けて、政府が「どうする?ソーラー」というサイト内で情報を提供しています。

この記事では卒FIT後の選択肢や、サイトの活用方法について紹介します。

卒FITってなに?

再生可能エネルギーで発電した余剰電力を一定期間、定められた価格で電力会社が買い取ることをFIT制度(固定価格買取制度)といいます。

これは再生可能エネルギーの普及を目指し、国によって義務付けられています。一般家庭での買い取りは主に太陽光パネルで発電した電力となります。

 

FIT制度が満了することを卒FITといい、卒FIT後の選択肢は主に下記の3つとなります。

 

  • 自家消費・・・家庭用蓄電池等を利用して自分の家で使い切ること
  • 売却(撤去)・・・太陽光パネルを売却(撤去)すること
  • 売電・・・電力会社に電気を売ること

 

卒FITについての詳細はこちら

卒FIT後の注意点はこちらで紹介しているので、参考にしてみてください。

自分のFIT期間が分からない

大体の期間は分かっていても、詳細な期間が分からない場合もありますよね。

買い取り期間が終了する場合は期間満了の3~6か月前に、電力会社から郵送で通知書が届きます。

誤って破棄しないようにポスト・郵送物の確認をしっかり行いましょう。

卒FIT後、売電契約をしないとどうなる?

卒FIT後に、売電契約の手続きを行わなかった場合はどうなるのでしょうか?

基本的には「同じ電力会社に自動継続で売電する」という契約になっており、売電価格に変更はありますが、無償での買い取りになることはありません。

特殊な事情(「自動契約をご自身で解除した」「事業者が倒産した」など)がある場合は、0円での取引になってしまう場合もありますが、その場合も電力会社から事前に通知があるでしょう。

売電先は変更しないとダメなの?

「自動契約になっているなら、そのままの売電先でもいいのでは?」と思う方もいるでしょう。

たしかに自動契約を継続する場合、手間がかからないことが大きなメリットです。しかし、大手電力会社の卒FIT後の買い取り価格は大幅に下がる傾向にあるため注意が必要です。

 

自動契約を継続するより売電先を変更した方が、買い取り価格は高い場合が多く、なるべく高く売電したい方は売電先を変更することをおすすめします。しかし、電力会社によっては提供地域が限られていたり、買い取り価格が分かりにくかったりします。

 

そこで活用できるのが「どうする?ソーラー」という資源エネルギー庁が運営するウェブサイトです。

どのように活用できる?

「どうする?ソーラー」のサイト内では、卒FIT後の対応として「自家消費」「相対・自由契約」の2つを紹介しています。サイト内で詳しい内容を確認できますが、こちらでも要点を紹介します。

自家消費とは?

「卒FITとは?」でも簡単に説明しましたが、自家消費とは電気を売らず、家庭用蓄電池等を利用して家庭内で使い切ることを指します。蓄電池以外にも電気自動車やエコキュートなどでも活用できます。

電気代が高騰しているため、家で使う電力が多い場合はこちらがおすすめです。

「相対・自由契約」とは?

相対・自由契約は電力会社に余剰電力を買い取ってもらうことを指します。

先述した通り、大手電力会社で売電する場合、FIT中よりも買い取り価格がガクっと下がる傾向にあります。

「どうする?ソーラー」では売電できる事業者を一覧で紹介していて、お住いの都道府県から検索が可能です。更に各企業の売電サービスの概要・URL・問い合わせ先も載っているため、気になる電力会社が見つかった際に問い合わせしやすいのもポイントです。

その他の情報はある?

卒FIT後の選択肢の他に「自家消費を選んだ方」「売電先を変更した方」「売電先を変更せずそのまま電力会社に売電している方」がその選択肢を実際に選んだ理由を紹介するページもあります。

「どのような選択肢が良いのだろう?」と悩んだ際は、参考にしてみると良いでしょう。

 

他にもFIT制度やそれぞれの選択肢についてよくある質問をまとめたページや、悪徳なセールストークに関する注意喚起のページもあります。

「サイトを確認したけれどよく分からない」という方でも、問い合わせ用の電話番号があるため、そちらも活用してみてください。

なるべく高く売電したいときはどうする?

せっかく発電した電気は1円でも高く売りたいのが本音。

その場合は、複数の電力会社のプランを比較することをおすすめします。ちなみに大手電力会社よりも「新電力会社」と呼ばれる新規参入の小売り電気事業者の方が買い取り額は高い傾向にあります。

企業によっては「蓄電池を購入すると買い取り価格が上がる」などのキャンペーンで更に売電価格が高い場合もあるため、自分に合ったプランを検討してみましょう。

売電するならスマートFIT!

最後に宣伝となりますが、当社の余剰電力買い取りサービス「スマートFIT」では、同等の地域電力会社の買い取り価格と比較した場合、業界最高水準の買い取りを行っています。

もちろん、契約時の費用や違約金はかかりません。

サービスの詳細やお申し込み後の流れなどは下記バナーよりご確認ください。

皆様の売電のお手伝いができると嬉しいです。少しでも気になった方は、是非チェックしてみてください!