九州電力の電気代は値上がりする?Web明細は見やすい?電気代を安くしたいなら売電もできる太陽光発電がおすすめ!

  • 太陽光発電の基礎知識

2023年4月もしくは6月に大手電力会社7社が電気代の値上げを発表しました。九州電力の動きはどのようになっているのでしょうか。今回は全国の電気代値上げの原因や九州電力のWeb明細やプランについて解説いたします。

どうして電気代が高騰しているの?

全国的に電気代が高騰し続けている現在。どのような理由から電気代が上がってしまうのでしょうか。さまざまな要因がありますが、主なものとして

 

  • ウクライナ・ロシア問題による火力発電のための燃料費高騰
  • 原子力発電所の稼働率の減少に伴う電力の低減
  • 再生エネルギーを普及させるために電気料金の一部として負担している再エネ賦課金の値上がり

 

が挙げられます。

それぞれの要因については、こちらの記事で解説しているので、参考にしてみてください。

 九州電力の値上げの動きについて

いくつかの要因があり、電気代が値上がりしていることが分かりました。それでは九州電力の値上げの動きについてはどうなのでしょうか。

託送料金の引き上げのために若干の値上げがある

託送料金の見直しによる値上げが2023年2月14日に発表されています。

託送料金とは、送電の際に利用する「送配電網」の利用料金で、各社が販売した電気の量に応じて電力会社が負担している料金です。

引用:九州電力

 

この値上げは、すべての利用者が対象となりますが、ひと月250円ほどで、大きな負担ではないと思われます。

 

全国的にみると、先述した理由での値上げを行う電力会社は30%~40%ほど引きあがり、ひと月2600円ほどになる場合が多いです。このような大幅な値上げは九州電力では、現状発表されていません。

なぜ値上がりしないの?

大手電力会社10社中7社が値上がりを発表しておりますが、なぜ九州電力では大幅な値上がりが行われないのでしょうか?その理由は原子力発電所の再稼働です。

 

2015年に起こった東日本大震災の影響で東北電力や東京電力では原子力発電所を停止し、その後も再稼働していません。そのため、火力発電がメインとなり燃料費高騰の影響を大きく受けているのです。

 

しかし九州電力では電力の30%以上を原子力発電で賄っているため、値上げすることなく電力の供給が可能なのです。

自由料金プランの場合、注意が必要

九州電力の契約プランはいくつか種類があります。

一般的なご家庭は「従量電灯B」というプランで契約している場合が多いです。このプランは規制料金プランと呼ばれ、2016年より展開されている電力自由化以前から提供されているプランです。

「従量電灯B」は比較的電気をあまり使わない方向けとなっており、電気を使用すればするほど単価も高くなるのが特徴です。

 

また電力自由化以降に提供されているプランを「自由料金プラン」と呼び、さまざまな仕組みに関して規制料金とは大きく異なっています。九州電力では10種類以上の自由料金プランを展開しており、ライフスタイルによっては自由料金プランの方が安くなる場合もあります。

 

ただ、自由料金プランで注意しなければならないのは規制料金プランと異なり「燃料費調整額」の上限が定められていない点。燃料費調整額は火力発電に必要な燃料費に応じて私たちの電気代からプラスもしくはマイナスされているお金です。

燃料費が安い場合は、燃料費調整額がマイナスになり少しだけ電気代が安くなることもありました。しかし、先述した通り燃料費の高騰が続いている現状があるため、燃料費調整額も増加傾向にあります。そのため、自由料金プランで契約中の方は、燃料費調整額に注視が必要です。

九州電力を利用するならWeb明細がおすすめ!

電気代を口座引き落としやクレジットカード決済にしている場合、明細を見ることを忘れがちになってしまいませんか?そんな方には無料で利用できるWeb明細がおすすめです。

 

Web明細では、電気代の合計だけでなく、契約プランの確認や電気・ガスの使用量、前月との差額や燃料費調整額などの確認ができます。

また、書面で振込用紙や明細などを発行する場合はそれぞれ有料となり、電気代と一緒に請求されますがWebで確認する場合は無料。24か月分のデータが確認でき、家のプリンタから印刷も可能です。

シンプルで見やすく、操作も簡単なためインターネットを使い慣れていない方でも安心して使えるのが特徴です。

 

詳しくは九州電力の公式サイトをチェックしてみてください。

電気代を安くするなら太陽光発電がおすすめ!

現状、大幅な値上げはないものの、燃料費調整額は上がり続けているため、値上がりが急に決まる可能性も。今後が不安という方や、今から少しでも節電・節約したいという方には太陽光発電・蓄電池がおすすめ!電気代を節約できるだけでなく、発電量によっては収入にも繋がるのです。

太陽光発電ってそもそも何?

家庭用太陽光発電は、屋根に取り付けた太陽光パネル(ソーラーパネル)が太陽の光を受け、発電ができるシステムです。パネルを取り付けただけでは、電気を使用することができないため、使用できる電流に変換するのが「パワーコンディショナー」と呼ばれる装置。更に作った電気を充電するためのシステムを「蓄電池」と言います。

こちらのページで、それぞれの設備について詳しく説明しているので、参考にしてみてください。

 

日本だけでなく世界中で温室効果ガスの削減や環境問題の解決に向けて再生可能エネルギーの普及が進んでいます。日本国内では再生可能エネルギーでの発電を増やすため、年度によって差はあるものの太陽光発電を設置する家庭へ向けた補助金を出しています。

太陽光発電の売電方法

「太陽光発電に興味はあるけど電気を売ることが難しいそう・・・」という方も多いはず。家庭で発電した電気を電力会社に売ることを「売電」と呼びますが、実は難しくはありません。詳しくみてみましょう。

設置してから10年間はFIT制度で売電

FIT制度(固定価格買取制度)とは、国で定められた制度で、再生可能エネルギーで創られた電気を電力会社が一定期間・一定料金で買い取ることです。太陽光発電は再生可能エネルギーに含まれ、一般家庭であれば大部分が太陽光発電で発電された電力になります。

FIT制度は再生可能エネルギーの普及を目的とし、海外でも広くとられている制度です。

 

10kW未満の場合は10年間、10kW以上50kW未満の場合は20年間、FIT制度が適用されます。FIT期間が終了することを「卒FIT」といい、卒FIT後は改めて各電力会社と契約を結ぶ必要があります。

九州電力での買い取り価格は?

FIT制度中の売電価格は、さまざまな要因をもとに経済産業大臣によって決められており、年度によって異なります。

引用:資源エネルギー庁

 

一般家庭は基本的に10kw未満となるため今年度に契約した場合は「16円」での売電となります。

しかし九州電力での卒FIT後の買い取り価格は「7.00円 / kWh」にまで下がってしまいます。(参考:九州電力

 

この差は大きいですが、卒FIT後、売電先を変更することでもっと高く電気を売ることができるのです。

どのように売電先を決めるの?

卒FIT後に活用できるのが「どうする?ソーラー」という資源エネルギー庁が運営するウェブサイト。

こちらのサイトでは売電できる事業者を一覧で紹介しており、在住している都道府県より検索が可能です。1円でも高く売りたい場合は、複数の会社を比較することをおすすめします。

「どうする?ソーラー」の活用方法についてはこちらから!

売電するならスマートフィット!

最後に宣伝となりますが、当社の「スマートFIT」では、同等の地域電力会社の買い取り価格と比較した場合、業界最高水準の買い取りを行っています。

九州電力の卒FIT後の買い取り価格は先述した通り【7.00円 / kWh】ですが、当社では【8.5円 / kWh】

その差は【1.5円】。僅かな金額に見えますが、これが数カ月、数年単位になると大きな差額になります。

 

もちろん、契約時の費用や違約金はかかりません。

少しでも気になった方は、下記バナーより是非チェックしてみてください!